なぜ私たちは「対話」を大切にするのか

技術が進歩し、AIが多くの業務を代替するようになった現代。それでもなお、変わらず価値を持ち続けるものがあります。それは「人と人との対話」です。今回は、LoopOutがHeart事業においてなぜこれほどまでに対話を重視しているのか、その理由をお話しします。

見に見えない「関係性」の質

組織開発のフレームワークに「ダニエル・キムの成功の循環モデル」というものがあります。これは、組織の結果の質を高めるためには、まず「関係性の質」を高める必要があるという考え方です。

関係性の質が良いチームは、互いに信頼し合い、率直な意見交換が可能です。それが「思考の質」を高め、自発的な「行動の質」へと繋がり、最終的に「結果の質」としての成果を生み出します。

対話と会話の違い

私たちが定義する対話(Dialogue)は、単なる情報のやり取りである会話(Conversation)や、勝ち負けを決める議論(Debate)とは異なります。

  • 会話: 雰囲気を楽しむ、情報の交換。
  • 議論: 結論を出す、正しさを主張する。
  • 対話: 意味を探求する、相互理解を深める。

「対話とは、新しい何かを共に創り出すプロセスである」

このプロセスを経ることで、個人の中にあったモヤモヤが言語化され、チーム全体の共通認識へと昇華されていきます。

技術(Tech)と心(Heart)の交差点

LoopOutはIT企業でもありますが、システムを入れるだけでは課題は解決しないことを痛いほど知っています。システムを使うのは人間だからです。使い手の心が整い、チームの関係性が良好であって初めて、テクノロジーは真の力を発揮します。

これからも私たちは、コードを書くことと同じくらい、膝を突き合わせて話すことを大切にしていきたいと思います。


Representative

合同会社ループアウト代表。

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